ご挨拶

当法人は昭和28年4月の開設より、すべての人をかけがえのない人として尊重するという精神のもと「人とともに、人のために」を基本理念として掲げ、救護施設、高齢者施設、児童施設の運営に携わってきております。
近年、社会福祉法人をとりまく情勢も時代の流れとともに大きく変化を遂げ、今後さらに社会福祉法人としての責務、そして新たな役割が求められるものと認識しております。
今後も役職員一同、社会福祉法人が担うべき役割の重要性を認識し、法人の基本理念を重んじつつ使命感を持って事業の推進に努めてまいります。
どうぞこれからも、皆様方の一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、ご挨拶といたします。
背景
社会福祉法人札幌厚生会設立の背景には、財団法人札幌大化院の存在を抜きには語れません。
札幌大化院は、大正元年9月15日、札幌市の実業家助川貞二郎ご夫妻が、恩赦の慈悲を記念し、
市内北1条西2丁目1番地に保護場平屋建1棟を設け、札幌記念保護会と称し引取人の無い釈放者の収容保護を開始したことに始まります。
大正10年8月、地主薮惣七氏の厚意により現在地南1条西17丁目1番地に移転新築し事業を継続。
昭和4年10月初代院長貞二郎氏の死去に伴い貞利氏が三代目院長に就任。
戦中、戦後の一時期には軍需工場の不良工員練成場宿泊施設に韓用されたり、
樺太引揚者の収容室に利用されるなどの曲折もありましたが、昭和24年からは本来的対象者の激増に対応すべく、とりあえず荒廃したままの状態で、市内唯―の緊急収容保護施設として積極的に業務を再開致しました。
爾来戦後の混乱期(食料難、住宅難、就職難)にあって施設運営には並々ならぬご苦労があったと想像されますが、昭和26年施設整備により40名定員となったものの、法による委託期間が過ぎても落ちつく先のない収容者が、なお長期にわたり滞留(75名にも及んだ)するため新たに保護を要する対象者の受け入れに支障を来すことになり、昭和28年3月、これが打開策として、正常生活に順応させる第二次的保護手段のためには、生活保護法による厚生施設乃至宿舎提供施設を設置経営することがどうしても必要であるとの考えから札幌厚生会の誕生をみることとなりました。
札幌大化院は、大正元年9月15日、札幌市の実業家助川貞二郎ご夫妻が、恩赦の慈悲を記念し、
市内北1条西2丁目1番地に保護場平屋建1棟を設け、札幌記念保護会と称し引取人の無い釈放者の収容保護を開始したことに始まります。
大正10年8月、地主薮惣七氏の厚意により現在地南1条西17丁目1番地に移転新築し事業を継続。
昭和4年10月初代院長貞二郎氏の死去に伴い貞利氏が三代目院長に就任。
戦中、戦後の一時期には軍需工場の不良工員練成場宿泊施設に韓用されたり、
樺太引揚者の収容室に利用されるなどの曲折もありましたが、昭和24年からは本来的対象者の激増に対応すべく、とりあえず荒廃したままの状態で、市内唯―の緊急収容保護施設として積極的に業務を再開致しました。
爾来戦後の混乱期(食料難、住宅難、就職難)にあって施設運営には並々ならぬご苦労があったと想像されますが、昭和26年施設整備により40名定員となったものの、法による委託期間が過ぎても落ちつく先のない収容者が、なお長期にわたり滞留(75名にも及んだ)するため新たに保護を要する対象者の受け入れに支障を来すことになり、昭和28年3月、これが打開策として、正常生活に順応させる第二次的保護手段のためには、生活保護法による厚生施設乃至宿舎提供施設を設置経営することがどうしても必要であるとの考えから札幌厚生会の誕生をみることとなりました。
札幌厚生会の誕生
昭和21年11月、憲法25条の理念に基づく国民の権利としての生活保護法が昭和25年に制定されました。
昭和26年には社会福祉事業の全分野にわたる共通的基本事項を定め、社会福祉事業が公明且つ適耳に行われることが確保されました。
さらには、社会福祉の増進に資することを目的とした総合基本法による社会福祉事業法の制定により、社会福祉法人という特別法人の制度が設けられ公費導入の道筋が開かれました。
昭和28年3月、大化院院舎の一部分割、札幌厚生会への寄附行為が法務大臣の認可するところとなり、同年4月前述の趣旨により厚生施設静心寮を設置経営する目的で、ここに社会福祉法人札幌厚生会の創立をみるに至りました。(初代理事長に助川貞利氏が就任)
昭和26年には社会福祉事業の全分野にわたる共通的基本事項を定め、社会福祉事業が公明且つ適耳に行われることが確保されました。
さらには、社会福祉の増進に資することを目的とした総合基本法による社会福祉事業法の制定により、社会福祉法人という特別法人の制度が設けられ公費導入の道筋が開かれました。
昭和28年3月、大化院院舎の一部分割、札幌厚生会への寄附行為が法務大臣の認可するところとなり、同年4月前述の趣旨により厚生施設静心寮を設置経営する目的で、ここに社会福祉法人札幌厚生会の創立をみるに至りました。(初代理事長に助川貞利氏が就任)
法人の基本理念及び基本方針
〈趣旨〉
社会福祉法人並びに社会福祉施設は、憲法に定める国民生活の権利と義務の保障はもとより、社会福祉法と各種の関連する法の理念に基づき、乳幼児から高齢者に至る福祉サービスの利用者の尊厳を遵守しなければなりません。また、地域社会の一員として施設機能を発揮し、子供の養育と要援護者並びに生活弱者への日常生活自立支援を行い、誰もが人としての豊かな成長への助長と生活の実現に向けた使命を追及するため基本理念を制定するもの。
【基本理念】
「人とともに、人のために」
すべての人をかけがえのない人として尊重し、ともに支え、ともに歩みます。
〔趣意〕
上記のことばを基本理念に定めるとともに、具現化した下記5項目を法人の基本方針とする。
《基本方針》
1.人権の尊重と相互信頼の構築
いかなる理由による差別も行うことなく、一人ひとりが有する人間としての尊厳と権利を守り、相互信頼を図ります。
2.法令の遵守と情報開示
法令遵守を基に適切な法人運営を行うとともに、情報開示等により透明性の確保に努めます。
3.法人組織の機能強化
多様化する福祉ニーズや制度の変化に対応すべく機能強化を図り、効率的で安定した事業運営に努めます。
4.質の高いサービスの提供と職員資質の向上
利用者満足と生きがいを見い出すべく、明確な価値観を持って知識や技術を習得し、資質向上に努めます。
5.地域との共生と社会貢献
地域とのつながりと支え合いを大切にするとともに、地域に根ざした事業展開を行い、社会貢献のため地域福祉の向上、推進に努めます。
社会福祉法人並びに社会福祉施設は、憲法に定める国民生活の権利と義務の保障はもとより、社会福祉法と各種の関連する法の理念に基づき、乳幼児から高齢者に至る福祉サービスの利用者の尊厳を遵守しなければなりません。また、地域社会の一員として施設機能を発揮し、子供の養育と要援護者並びに生活弱者への日常生活自立支援を行い、誰もが人としての豊かな成長への助長と生活の実現に向けた使命を追及するため基本理念を制定するもの。
【基本理念】
「人とともに、人のために」
すべての人をかけがえのない人として尊重し、ともに支え、ともに歩みます。
〔趣意〕
上記のことばを基本理念に定めるとともに、具現化した下記5項目を法人の基本方針とする。
《基本方針》
1.人権の尊重と相互信頼の構築
いかなる理由による差別も行うことなく、一人ひとりが有する人間としての尊厳と権利を守り、相互信頼を図ります。
2.法令の遵守と情報開示
法令遵守を基に適切な法人運営を行うとともに、情報開示等により透明性の確保に努めます。
3.法人組織の機能強化
多様化する福祉ニーズや制度の変化に対応すべく機能強化を図り、効率的で安定した事業運営に努めます。
4.質の高いサービスの提供と職員資質の向上
利用者満足と生きがいを見い出すべく、明確な価値観を持って知識や技術を習得し、資質向上に努めます。
5.地域との共生と社会貢献
地域とのつながりと支え合いを大切にするとともに、地域に根ざした事業展開を行い、社会貢献のため地域福祉の向上、推進に努めます。
法人概要
名称 | 社会福祉法人 札幌厚生会 |
---|---|
所在地 | 〒003-0859 札幌市白石区川北2272番地9号 |
電話番号 | 011-875-0323 |
FAX番号 | 011-873-5040 |
URL | http://sapporo-koseikai.jp |
代表者 | 理事長 伊藤 条一 |
設立年月日 | 1953年4月14日 |
組織図

役員名簿
令和2年10月現在
役職 | 氏名 | ||
---|---|---|---|
顧問 | 横山 末雄 | 上瀨戸 正則 | |
理事長 | 伊藤 条一 | ||
常務理事 | 三浦 敏人(業務執行理事・施設長兼務) | ||
理事 | 千葉 英守 | 鈴木 勝博 | |
安富 正史 |
徳村 政昭 |
||
石井 喜代美(施設長兼務) |
|||
監事 | 高田 敏春 | 佐藤 朋紘 | |
評議員
|
馬場 泰年 | 武田 治 | |
白石 俊信 | 木村 眞千子 | ||
横山 昭仁 | 村田 忠一 | ||
田井 中 | 佐藤 淳一 | ||
奥野 章 |
役職 | 氏名 | ||
---|---|---|---|
顧問弁護士 | 祖母井(うばがい) 理重子 (祖母井・中辻法律事務所) |
歴代役員
初代理事長 (昭和28.4.1~47.6.24) |
助川貞利 |
---|---|
第二代理事長 (昭和47.6.25~48.8.1) |
武田忠幸 |
第三代理事長 (昭和48.8.2~平成元年.10.4) |
田井直治 |
第五代理事長 (平成11.5.2~平成13.8.21) |
田畑光雄 |
第四代理事長 (平成元年.10.5~平成11.5.1) 第六代理事長 (平成13.9.3~平成19.5.1) |
越智健一 |
第七代理事長 (平成19.5.2~令和2.7.21) |
上瀨戸正則 |
第八代理事長 (令和2.7.22~) |
伊藤条一 |